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新着情報

2026.9.27【第24回勉強会報告】​

いのちを守る看護だからこそ、戦争と平和を「我がこと」として考える

「戦争と平和と看護」第2回 ― 我がこととして経験や気がかりを語り合おう ―

2026年9月27日(日)13時から16時30分まで、第24回看護未来塾勉強会をオンラインで開催しました。

71名のお申し込みをいただきました。戦争が人々のいのちと暮らしを奪うとき、看護は何ができるのか。

そして、戦争を起こさせないために、私たちには何ができるのか。

 

看護未来塾は、戦争が人々の生命、健康、暮らし、尊厳に与える破壊的な影響への危機感から設立されました。

かつて看護は、戦場で「人道と中立」の原則を築く一方、国家に動員された歴史も歩んできました。世界各地で戦争や紛争が続く今、私たちはその歴史と現実に向き合い、看護職としての使命を問い直す必要があります。今回の勉強会では、設立の原点に立ち返り、戦争と平和を「我がこと」として考え、それぞれの経験や気がかりを語り合いました。

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戦争の歴史、今起きている現実、そして看護の実践から

第一部では、3名の先生方から話題提供をいただきました。

川嶋みどり先生

「平和こそ尊厳あるいのち・暮らしの保障―看護師として、母として思うこと―」

戦前・戦中・戦後の経験を通して、戦争が人々の生命や暮らしにもたらすもの、そして看護職が歩んできた歴史についてお話しいただきました。

戦争の被害だけでなく、日本が他国に与えた被害にも目を向け、歴史から学ぶことの重要性が示されました。

 

花村カテリーナ先生

「戦争の中で『生きる』『支える』―ウクライナ避難民と現地の医療・心理職の経験から―」

ウクライナで戦争を経験している人々や、日本に避難してきた人々、支援に携わる専門職の経験を通して、戦争によって日常生活が失われることの意味を考えました。戦争は終結が見通せないまま長期化し、人々の心身や生活、アイデンティティにも深い影響を及ぼしています。

 

竹原歩先生

「広島の平和教育の記憶と精神看護実践の経験から」

広島における平和教育の経験と精神看護実践を通して、戦争の記憶を受け継ぐこと、暴力が人間の心身に及ぼす影響、そして人間の尊厳を守ることについて考えました。平和教育を過去の歴史の学習にとどめず、現在の社会や看護実践につなげることの重要性が示されました。

 

戦争と平和を「我がこと」として語り合う

第二部では、4~5名のグループに分かれ、話題提供を通して感じたことや、それぞれの経験、気がかりを自由に語り合いました。第三部の全体会では、参加者からの質問や意見をもとに、さらに考えを深めました。

戦争を止めたいと思っても、自分に何ができるのか分からない。平和を願う思いは同じでも、考え方や行動の選択は異なる。

こうした簡単には答えの出ない問いに向き合うためにも、互いの経験や考えに耳を傾け、自分の言葉で語り合うことが大切です。

「看護は平和活動」― 参加者の声から

終了後のアンケートには31名から回答が寄せられました。

「看護は平和活動だとあらためて思いました。」

「平和の原点とケアの原点が、同じものであると感じた。」

「平和や戦争の問題に関して、看護との関連は深いと感じていたが、語り合う機会はなかった。」

看護教育に携わる参加者からは、次のような切実な思いも寄せられました。

「これからの看護を担っていく学生たちを戦場に送り出すようなことは絶対にしたくありません。」

一方で、戦争と平和については、政治や社会に対する考え方の違いから、本音で語り合うことの難しさを指摘する声もありました。

異なる意見を持つ人々が、互いの立場を尊重しながら安心して語り合える場をつくること。そのこと自体が、平和を考えるうえで大切な課題であると受け止めています。

また、戦争と平和、看護の歴史について継続的に学びたい、今回の学びを具体的な行動につなげたいという声も多く寄せられました。

戦争を起こさせないために、看護にできることを問い続ける

看護は、一人ひとりの生命を尊び、その人が持つ力を支え、尊厳ある暮らしを守る営みです。

しかし、戦争は、看護が大切にしている生命、健康、暮らし、尊厳を根底から脅かします。

戦争が始まってから傷ついた人々を救うことだけでなく、戦争を起こさせないために何ができるのかを考えることも、看護職の重要な社会的責務ではないでしょうか。

いのちを守る看護だからこそ、いのちが奪われる現実から目をそらさない。

平和を願うだけでなく、平和のために何ができるのかを、自分自身に問い続ける。

歴史に学び、今起きている現実を知り、異なる意見にも耳を傾けながら、日々の看護実践や教育、社会の中で行動につなげていくことが求められています。

今回の勉強会で生まれた問いや気づきを、この日限りのものにしてはならないと考えています。

平和を守ることを、誰かに委ねるのではなく、私たち一人ひとりの課題として考える。

看護未来塾は、これからも設立の原点を大切にし、戦争と平和を「我がこと」として考え、語り合い、行動につなげていく場であり続けたいと考えています。

ご登壇いただいた先生方、そしてともに考え、語り合ってくださった皆様に、心より感謝申し上げます。

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2026.9.2「世界平和を脅かす危機感から『看護未来塾』は誓う」を公表しました

 看護未来塾は、2016年の設立から10年を迎えました。

設立時、私たちは、平和な暮らしや生命の安全を脅かす社会の流れに強い危機感をもち、「世界のあらゆる国や地域に暮らす人々のいのちと暮らしの安全を守る」ことを掲げて活動を始めました。

10年を経た今、世界各地で戦争や紛争が続き、人々のいのちや暮らし、そして尊厳が脅かされています。このような状況を前に、看護に携わる私たちに何ができるのかを改めて考え、看護未来塾としての誓いを公表することとしました。

平和について語ることを特別なことにせず、日常に必要な対話として大切にすること。そして、意見の違いを受け入れ、声を揃えることよりも、一人ひとりの「声を奪わない」ことを大切にしていきたいと考えています。

 看護未来塾は、これからも戦争と平和と看護について考え、語り合い、看護に携わる者の声を社会に届けていきます。

「世界平和を脅かす危機感から『看護未来塾』は誓う~いのち・暮らしに寄り添い、人間の尊厳を護るために~」

ぜひお読みください。

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2026.9.27【第24回勉強会について】​

テーマ:戦争と平和と看護 第2回~我がこととして経験や気がかりを語り合おう

 看護未来塾は、戦争が生命、暮らし、尊厳に与える破壊的な影響を憂慮し、その危機感を背景に設立されました。しかし今その危機感はより深刻になりつつあります。かつて看護は戦場で「人道と中立」の原則を築く一方、国家に動員された負の歴史も歩んできました。現在の世界における紛争・戦争地域の看護師の厳しい経験からも、戦争はあってはならないものだと改めて考えます。平和とは戦争がない状態にとどまりません。貧困や格差、言論の抑圧など前兆となる事態への対応が大事だと考えます。看護師は、地域社会で全ての人々が安心して暮らし、その人らしく生きることを支える役割を担っています。 そこで、本勉強会では、看護未来塾設立の趣旨に立ち返り、戦争と看護の経験を振り返り、日々の活動やケアを通じていかに平和構築に貢献できるか、私たちの使命と具体的なアクションを皆さんと共に探求します。

ポスターをご覧ください

お申し込み​はこちらから

 

 

2026.5.24【第23回勉強会報告】

 2026年3月15日、看護未来塾第23回勉強会『―本音で語ろう 臨床実習のあり方― ~果たそう社会との約束~』

をZoomにて開催しました。112名の方にご参加いただきありがとうございました。

 本勉強会では、教育内容の変化や医療現場の逼迫により、学生が患者と関わりながら実践を通して学ぶ機会が制限されつつある現状を踏まえ、「臨地実習とは何か」「看護技術をどのように継承するのか」について、教育と臨床双方の立場から本音で語り合いました。

​ 勉強会の概要とアンケート結果をご参照いただけます。

 

 

2026.3.15【第23回勉強会について】​

テーマ:本音で語ろう臨床実習のあり方~果たそう社会との約束~

 看護基礎教育における臨床実習の意義は申すまでもありませんが、近年、教育内容の変化や医療現場の逼迫により、学生が「実践」を通して学ぶ機会が制限される傾向にあります。その結果、基礎的な看護技術が身につかぬまま就職して戸惑う新人の姿も珍しくありません。臨床看護の本質は、患者との関係性の構築と看護学に根ざした看護技術を基盤にしています。また、臨床における看護水準は、看護の社会的有用性を示す指標でもあることから、基礎的な看護技術を習得した看護師を社会に送り出すことは、看護教育と臨床が果たすべき社会との約束であり、その責任を改めて見つめ直す必要があります。

 今回の勉強会は、基礎教育と臨床が協働して、学生たちが学内で学んだ基礎技術を、目の前の患者さんに実践できるための身体知を育む方策等について考えます。限られた実習環境の中での期待や困難を含めて本音で語り合う場にしましょう。

ポスターをご覧ください。

お申し込み​はこちらから

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こちらから2025年度までの情報をご覧いただけます。

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所在地:東京都

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