​世話人代表挨拶

ご挨拶

「看護未来塾」世話人代表

南 裕子

 

 「看護未来塾」は、この国で最近起こっている様々な出来事、例えば言論の自由を制限し、平和な暮らしや生命の安全を脅かしかねない政策の流れに対して強い危機感をもつ看護専門職よって昨年9月19日に設立いたしました。設立決起集会に続いて「未来は新たな知で拓く」という副題で設立記念フォーラムを開催し、「設立趣意書」にも書かれてある4つの危機感に基づき下記の8つの問題提起が行われました。

 1.平和と人道の実現を看護からー従軍看護婦の体験を風化させてはならない

 2.臨床看護からケアが失われてもよいのか

 3.未来の看護はどこにむかうのかー特定行為研修制度と看護の課題

 4.地域におけるケアのグランドデザインを

 5.看護が抱える教育の課題

 6.Given Factを疑うところから始めよう―「命を守るため」「看護の発展のため」は本当だろうか

 7.新卒・第二新卒を育てる現場の苦悩

 8.「誰が当事者なのか」を問う

 

 当日は200人近くの参加者を得ましたが、残暑の厳しい屋外に負けないくらいの熱気が会場には満ち溢れていました。参加者の大半は看護専門職でしたが、設立趣旨に関心をもってくださった他の分野の方々もいらっしゃいましたし、全国から駆け付けてくださった看護職の参加者も多様な背景をもっていましたので、今後の課題について興味深い提案が会場からありました。また、フォーラム後のアンケートにもそのことが示されています。

 「看護未来塾」は、世界のあらゆる国や地域に暮らす人々のいのちと暮らしの安全を守り、国のあり方の根幹を問い、どのような状況でも一人ひとりが自由と可能性を実現できる、生き甲斐のある平和な社会の構築を目指し、アクティブに活動する組織です。

  発足以来26人の世話人たちにより、組織のあり方や今後の活動の方向について論議をしてまいりましたが、ようやく運営体制も整いましたので、この度、その活動の核となる塾員を募集いたします。

  組織を構成する塾員のみなさまそれぞれが、看護の専門性と経験を活かし、現在と未来の問題を共に考え、声を上げ、ご一緒に活動していきたいと考えています。趣旨にご賛同いただける方々には、ぜひ「看護未来塾」にご参加いただきたくご案内申し上げます。

平成29年1月